Go 言語では、数字型変数は数値データ（整数や浮動小数点数など）を格納するために使用されます。Go 言語にはいくつかの数字型変数の種類があり、それぞれ異なる特性と表現範囲を持っています。
整数型#
- int と uint：符号付き整数と符号なし整数を表します。具体的なサイズはプラットフォームに依存し、32 ビットまたは 64 ビットのいずれかです。
- int8 と uint8：符号付き 8 ビット整数と符号なし 8 ビット整数を表します。範囲はそれぞれ - 128 から 127 および 0 から 255 です。
- int16 と uint16：符号付き 16 ビット整数と符号なし 16 ビット整数を表します。範囲はそれぞれ - 32768 から 32767 および 0 から 65535 です。
- int32 と uint32：符号付き 32 ビット整数と符号なし 32 ビット整数を表します。範囲はそれぞれ - 2147483648 から 2147483647 および 0 から 4294967295 です。
- int64 と uint64：符号付き 64 ビット整数と符号なし 64 ビット整数を表します。範囲はそれぞれ - 9223372036854775808 から 9223372036854775807 および 0 から 18446744073709551615 です。
浮動小数点数型#
- float32：32 ビット浮動小数点数を表します。範囲は約 ±1.18e-38 から ±3.4e38 です。
- float64：64 ビット浮動小数点数（または double とも呼ばれます）を表します。範囲は約 ±2.23e-308 から ±1.8e308 です。
byte 型#
- byte 型は uint8 の別名であり、1 バイトの符号なし整数を表します。
- Go では、byte 型は通常、ASCII 文字やバイナリデータを格納するために使用されます。
rune 型#
- rune 型は int32 の別名であり、Unicode 文字を表します。
- Go では、rune 型は単一の Unicode 文字を格納するために使用され、任意の Unicode コードポイント値を表すことができます。
package main
import "fmt"
func main() {
const char rune = 'A'
fmt.Printf("%T, %d\n", char, char)
// int32, 65
}
複素数型#
- Go は複素数演算を扱うために複素数型をサポートしています。
- complex64 は実部と虚部が 32 ビット浮動小数点数の複素数を表します。
- complex128 は実部と虚部が 64 ビット浮動小数点数の複素数を表します。